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第104回医師国家試験問題解説書
前付p.xvii 右段 下から8行目  [2010/04/28追加]
視神経症の診断に有用な検査
眼底透見不良例に有用な検査

前付p.xviii 右段 下から7行目  [2010/04/28追加]
網膜中心脈閉塞症の視野異常所見
網膜中心脈閉塞症の視野異常所見

前付p.xxvi 左段 下から5行目  [2010/04/28追加]
視神経症の診断に有用な検査
眼底透見不良例に有用な検査

前付p.xxvi 左段 下から4行目  [2010/04/28追加]
網膜中心脈閉塞症の視野異常所見
網膜中心脈閉塞症の視野異常所見

p.208 [104D-45] 選択肢考察d 1行目  [2019/12/06追加]
この
この

p.231 [104E-5] 選択肢考察a  [2010/05/13追加]
○a B 型肝炎ウイルスキャリア妊婦からの児には,出生直後と生後2 か月に抗HB グロブリンを筋注してウイルスを中和後,生後2,3,5 か月にHB ワクチンを皮下注して,生後6か月にHB 抗体検査を行って,陰性の場合はHB ワクチンの追加接種を行う。
○a HBs抗原陽性妊婦では,1)Hbe抗原陽性妊婦の出生児は80〜90%の率でHBVキャリアになる。2)Hbe抗原陰性妊婦の場合にはほとんどキャリア化しないが,10%に急性肝炎や劇症肝炎が発生する。したがって,これらの出生児に対しては,1)出生時および生後2か月にHB免疫グロブリンを投与して受動免疫を与え,2)生後2,3,5か月にHBワクチンを投与して能動免疫を与えてB型肝炎の母子感染を予防する。ただし約5%では,既に子宮内感染が起こっているので,上記の処置を行っても母子感染は予防できない。

p.231 [104E-5] 選択肢考察b  [2010/05/13追加]
×b 妊婦にパルボウイルスB19の初感染が起こると,約30%に胎児に胎児感染が起こり,その1/3に胎児の高度貧血のために非免疫性胎児水腫が発生する。胎児水腫が起これば子宮内胎児輸血で対応する。胎児死亡が起きない限り人工妊娠中絶は不要である。
×b 妊婦にパルボウイルスB19の初感染が起こると,約30%に胎児感染が起こり,その1/3程度に胎児の高度貧血のために非免疫性胎児水腫が発生する。胎児水腫が起これば子宮内胎児輸血で対応する。胎児死亡が起きない限り人工妊娠中絶は不要である。

p.231 [104E-5] 選択肢考察c  [2010/05/13追加]
×c 新生児にGBS感染が起こると新生児死亡や髄膜炎などによる重篤な後遺症が発生するおそれがあるので,妊娠33〜37 週に腟周辺のGBS培養検査を行い,陽性者には分娩経過中にペニシリン系あるいはセフェム系抗菌薬の点滴静注を行って感染を予防する
c 新生児にGBS感染が起こると新生児死亡や髄膜炎などによる重篤な後遺症が発生するおそれがあるので,妊娠33〜37週に腟周辺の培養検査を行い,GBS陽性妊婦および前児がGBS感染症の妊婦では,経腟分娩中にペニシリン系薬剤静注による母子感染予防を行う一方,ペニシリン過敏症の妊婦に対しては,セフェム系(セファゾリン),リンコマイシン系(クリンダマイシン),ポリペプチド系(バンコマイシン)抗菌薬を投与する。したがって,これを正解としても誤りではない。

p.232 [104E-5] 選択肢考察d  [2010/05/13追加]
×d サイトメガロウイルスの胎児感染症では低出生体重,小頭症,脳室周囲石灰化,黄疸,出血斑,肝脾腫,聴力障害,脈絡網膜炎,知能障害などの多彩な合併症をきたすが,特に免疫性胎児水腫は起こらないので胎児輸血は不要である。
×d サイトメガロウイルスの胎児感染症では低出生体重,小頭症,脳室周囲石灰化,黄疸,出血斑,肝脾腫,聴力障害,脈絡網膜炎,知能障害などの多彩な合併症をきたすが,特に免疫性胎児水腫は起きないので,胎児輸血は不要である。

p.232 [104E-5] 選択肢考察e  [2010/05/13追加]
×e HTLV-1 は出生後に経母乳感染が起こるので帝王切開で児を娩出しても無意味である。
×e HTLV-1の母児感染は母乳感染であって,産道感染ではないので,予防的帝王切開を施行しても母子感染を防ぐことはできない。一方,性器ヘルペス感染症,HIV感染症などでは予防的帝王切開で母子感染を予防する。

p.232 [104E-5] ポイント  [2010/05/13追加]
パルボウイルスB19 やサイトメガロウイルスはほとんどが経胎盤感染であり,B 型肝炎ウイルスやGBS はほとんどが産道感染であり,HTLV-1 はもっぱら母乳感染である。
我が国のB型肝炎母児感染防止プロトコールは上記のように煩雑であり,そのためにHB肝炎の母子感染予防率が90%以下に低下している。一方,諸外国で行われている米国CDC方式では,出生直後にHB免疫グロブリンとHBワクチン接種,その後6か月の間にHBワクチンを2回接種というようにわかりやすく,今後我が国でも上記のプロトコールの再検討が望まれている。

p.232 [104E-5] 正解  [2010/05/13追加]
LEVEL3(難)
LEVEL2(普通)

p.232 [104E-5] 解説者コメント  [2010/05/13追加]
妊娠後期には腟内GBS を調べ,陽性であれば分娩時にAB-PC またはセフェム薬を点滴静注して,児への感染を防ぐ。一方,B 型肝炎では出産時には児へまず抗HB-免疫グロブリン〈抗HB-IgG〉を注射してHB ウイルスを中和して,その後,生後3 か月からHB ワクチンを注射するのでcが正解と思われる。ちょっと紛らわしい問題文である。
(削除)

p.274 [104E-56] 僧帽弁狭窄症 ポイント 表  [2011/08/19追加]

p.439 [104I-27] 選択肢考察b 1行目  [2019/12/11追加]
左右シャント
右左シャント

p.493 [104I-71] 選択肢考察b,c,d  [2010/04/28追加]
○b 頭痛,耳鳴り,感冒様症状に引き続くぶどう膜炎が特徴。
×c メラニン細胞を標的とする,自己免疫性疾患。つまりメラニン細胞の存在部位が障害される。髄膜の障害で頭痛,感冒様症状,内耳障害で耳鳴り,難聴,眼はぶどう膜炎,網膜色素上皮が障害され,初期に漿液性網膜剥離,晩期には色素上皮の萎縮により「夕焼け状眼底」となる。さらに晩期には皮膚の脱色素斑もみられる。
×d 全身のリンパ節を中心に乾酪壊死を伴わない類上皮肉芽腫をつくる原因不明の全身疾患。発症,経過は慢性的。両側肺門リンパ節腫脹〈BHL〉,ツベルクリン反応陰性,血清ACE 活性高値,Ga シンチグラムによる著明な集積,気管支肺胞洗浄検査でリンパ球増加,CD4/CD8 比高値,血清,尿中Ca 高値。前眼部には豚脂様角膜後面沈着物,Koeppe結節,眼底では静脈血管炎,黄斑浮腫,雪玉状,真珠の首飾り様硝子体混濁などが特徴。
○b 頭痛,耳鳴り,感冒様症状に引き続くぶどう膜炎が特徴。メラニン細胞を標的とする,自己免疫性疾患。つまりメラニン細胞の存在部位が障害される。髄膜の障害で頭痛,感冒様症状,内耳障害で耳鳴り,難聴,眼はぶどう膜炎,網膜色素上皮が障害され,初期に漿液性網膜剥離,晩期には色素上皮の萎縮により「夕焼け状眼底」となる。さらに晩期には皮膚の脱色素斑もみられる。
×c 全身のリンパ節を中心に乾酪壊死を伴わない類上皮肉芽腫をつくる原因不明の全身疾患。発症,経過は慢性的。両側肺門リンパ節腫脹〈BHL〉,ツベルクリン反応陰性,血清ACE 活性高値,Ga シンチグラムによる著明な集積,気管支肺胞洗浄検査でリンパ球増加,CD4/CD8 比高値,血清,尿中Ca 高値。前眼部には豚脂様角膜後面沈着物,Koeppe結節,眼底では静脈血管炎,黄斑浮腫,雪玉状,真珠の首飾り様硝子体混濁などが特徴。
×d 眼底に限局性の滲出斑や網膜血管炎を生じる。先天性と後天性があるが,後者はネコとの接触や生肉の摂取などから感染する。