p.550 [108I-68] 選択肢考察e [2014/12/16追加] | 誤 | 抗コリンエステラーゼ薬はその抗コリン作用により膀胱利尿筋を減弱させ,場合によっては尿閉に至る。前立腺肥大症に対する抗コリン薬は,α1遮断薬を十分に投与し,残尿量をチェックした上で頻尿改善のための投与はある。しかしながら本例は未治療であることから,単独投与は禁忌である。 | 正 | 抗コリンエステラーゼ薬はコリンエステラーゼの作用を阻害し,アセチルコリンの濃度を上昇させ排尿筋を強くする薬剤である。通常はコリンエステラーゼ阻害薬と呼ばれる。特に排尿筋の力が弱くなる「神経因性膀胱」に対し処方されることがある(ジスチグミン,商品名:ウブレチド®)。コリン作動性クリーゼに注意が必要である。 | |